3Dプリンターでつくる金管マウスピース

はじめた経緯

皆さんマウスピースをいくつもってますか?

私はそれはもう・・・たくさん。あまり数を把握してません。

部屋を掃除していて身の覚えのないマウスピースがでてくることも

それだけマウスピース沼にはまってしまっています。

人によっては「浮気性」や「道具のせいにするな」と思われるかもしれませんが、

私にとってマウスピース購入は上手くなるためのヒントを与えてくれる経験を購入していると考えています。

買ってみてまったく吹けないものがあったりしても、それを吹きこなせるような吹き方を考えてみます。

そこから新しい学びを得て、いつも使っているマウスピースに戻すとより音の鳴りが良くなることも

成長するための機会を買わないはずがないですよね?

(証明完了)

だから、皆さんもどんどん買っていきましょう。

ただ、闇雲に試していくのはよくないと思ってます。

マウスピースの特徴・形状を把握したうえで自分にあったマウスピースを探していくのが重要です。

だけど、見ただけでマウスピースの形状なんかわかんないし、精密に測定する機械もない。

自分が試したい形状があっても、すぐに手に入るとは限りません。

そこで私は・・・

そうだ、自分でマウスピースをつくってみよう!

と決意を決めました。

家庭でマウスピースを作るとなると旋盤なんか買えません。

旋盤買うお金でマウスピースたくさん購入できます。

3Dプリンターなら気軽に試せると思い、挑戦をしてみました。

発想は昔からあります。

たとえば・・・

意外といい感じになってますよね?

ただ、リム部分がフラットすぎたりガサガサな感じであまり吹きごごちはよくなさそうですね・・・

だいぶ前の情報なので、もしかしたら今の3Dプリンターの技術ならもっと戦えるのでは?

そこから3Dプリンターの勉強をした後に

覚悟を決めて3Dプリンターを購入しました。

実際に作ってみた!

こちらが完成品です。サイズはBach3C、Yhamaha14B4程度を再現しました。

ここまでクオリティを上げるの1年ぐらい試行錯誤しました・・・

吹いた感じは・・・金属のものと比べて遜色なし!

大きな違いとしては次のように考えています。

1.樹脂の質感

樹脂は金属より伝熱率が低くなるため温度変化がしにくく、口に当てた時の違和感がすくない。

また、摩擦力(滑りにくさ)の違いよりリムのグリップがきき、唇を固定しやすい。

2. 重量

樹脂なので金属より軽く、マウスピース自体が振動しやすい。音の振動をモニターしやすいことにメリットがありそうですが、その分、逃げる振動が多く、音の重圧感はなくなり、柔らかい音がでると考察してます。

今回の感想がすべて3Dプリンター製のによる影響であるとは断言できません。

設計による影響も受けてそうです。

今後の展開

誰でも自由にマウスピースを作れる時代はもうすでに来ています。

現に私はそれを実現できている!(写真は試行錯誤で生まれた残骸)

しかしこれは「誰でも」できるかというと難しいような気がします。

まだまだ3Dプリンターは玄人向きの道具です。

失敗することが当たり前。壊れるのが日常茶飯事。

高額の修理費で新しいマウスピース買えたやんってことも・・・

そもそも

3Dプリンター製マウスピースは実用的なのか・・・わからないことばっかり

引き続き研究していきます。

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